シューゲイザーってなあに?

ざっくり一度おさらいです。(ちがったらごめんなさい。)

サウンド的には轟音フィードバック・ノイズや深く歪ませたギターサウンドとポップで甘いメロディーを際立たせた音が特徴です。語源はギターを弾く姿が内向的で俯いて弾いていたため、Shoe(靴)をgaze(凝視)する人、shoegazerとよばれるようになったそうです。(確かにあんまり動かない人多いですね。)別名でハッピーヴァレー(現在ほぼ死語)、ドリームポップ、00年以降のシューゲイザーバンドを指すニューゲイズ等々ありますが、使用頻度は少ないような気がします。最近ではシューゲイズサウンドも多様化してきていますが、主なものだとULRICH SCHNAUSS、M83、Hearts Of Black Science、Midnight Juggernauts等ダンスミュージック/エレクトロニカ系アーティストがシューゲイザーサウンドに接近しあらたなサウンドを作り上げています。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

The Jesus and Mary Chain

サイコ・キャンディ

サイコ・キャンディ


80年代初めから活躍するSpacemen 3Cocteau Twinsも当然ご先祖ですが、やはり決定的一打となったのはシングル「Upside Down」('84)と1stアルバム「Psychocandy」('85)で鮮烈なデビューを飾ったThe Jesus and Mary Chainでしょう。60年代ポップス、サーフミュージックに影響されたであろう甘いメロディに、轟音フィードバック・ノイズを融合したサウンドは今でも強烈!


The Jesus and Mary Chain/You Trip Me Up


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

RIDE

Nowhere

Nowhere

そしてマイブラと共に90年代初めのシューゲイザー・ブームの口火を切ったRIDE。轟音ツインギターとパンクの荒々しさと瑞々しいメロディは90年代から現在に至るまで多くのフォロワーを生む。




RIDE/Vapour Trail


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

My Bloody Valentine

Loveless

Loveless

そしてシューゲイザーの象徴My Bloody Valentine。「Isn't Anything」('88)でシューゲイザー・ブームの口火を切り、あまりにも完璧な作品「Loveless」を作りあげブームの終焉を迎えさせた張本人。この作品以降「シューゲイザー=Loveless」と言い切ってしまっていいと思う。


My Bloody Valentine/Soon